帰省ツーリング2日目2013年08月02日 19時50分

2日目。いよいよ今回のツーリングのメインイベント、鶴御崎へ向けて出発です。空はどんより曇り今にも雨粒が落ちてきそうです。臼杵ICから高速に乗ると、途中からぽつぽつと雨粒がシールドに当たります。でもそれ以上ひどくなる気配はなく、無事佐伯ICで降ります。30分300円でした。福岡都市高速の半額。安い。下の図が、今日の走行ルートのうち海岸線沿いのもの。
佐伯の町は、義兄の詳しい案内の通りで難なくクリア。ここは海岸通りに出たばかりのところ。あちこちの浜から煙が上がっています。
丹賀砲台跡です。100m位下に駐車場があって、そこから斜坑ケーブルカーに乗ってこのドームの10mほど下につきます。そこから螺旋階段を上がってきて、出てきたところです。左手と背後が海です。
ここがその砲台跡です。ここに巡洋艦伊吹の砲台が収まっていたのですが、試射の時に暴発して死傷者数十名という大事故になったのだそうです。その後周囲に20センチ砲などが配備されましたが、戦後遺跡として保護するためにドームで覆われたものです。私もここにきて図面とか見てようやく意味が分かりました。どうしてどーむがあるんだろう?とか。
これが平面図。巡洋艦の砲塔がわかりますか?そこから左斜め下に入っている点線が斜坑ケーブルカー。これで兵隊や弾薬を昔は運んでいたそうです。
これがその斜坑ケーブルカー。昔とは形は違うんでしょうけど。この前に扉があって、右のおじさんが、南京錠を開けて載せてくれた。
このくらいの急こう配です。45度くらい。一応階段で下まで歩いて降りられるようにはなっています。
しばらく走ると,段々展望所というところがあります。向こうは大島でこの海峡はとても潮流が速いのだそうです。大潮の時には2mもの潮位差が出て、渦を巻くそうです。
大きなカーブを快適に走り、ミュージアムパーク鶴御崎の入り口に着きました。入場無料になっていました。
ゲートをくぐるとすぐこの案内板がありました。この平面図を見ても、位置関係がピンときません。横から見た立体図が欲しいところです。左の丸から、ゲート、パノラマ展望台用の駐車場、パノラマ展望台、灯台下駐車場、灯台、九州最東端の碑です。高低差がものすごくあります。行ってみた後はこの図はよくできていると思いますが、この図を初めて見て、理解するのはかなり難しいと思います。
で、パノラマ展望台用駐車場にバイクを置いて林の中の道を歩き、息が切れ足ががくがくなったころ15分くらいでしょうか。やっとこの展望台下の階段につきます。それから30段ほど登るとこの右手に出ます。セミがみんみん鳴いています。階段をのぼり上の展望台に上がると・・・
見えましたー。でもちょっとがっかり。空が青くないー。海が青くないー。灯台が遠いー。でも来てよかったあ。
ここは砲台跡。こういうのが周囲にたくさんあるそうです。でも今回はここだけ。
で、下に降りて、灯台を目指します。展望台から見たら、灯台の下までバイクで行けそうと思ったのですが、灯台下に大きな駐車場がありました。100台は止められそうですが、どこに置こうかと迷いました。で、そこから歩いて7,8分かな?緩やかな坂でした。
灯台の左側を歩くと、九州最東端展望台につきます。これは振り向いたところです。山のてっぺんにパノラマ展望台が見えます。
その先に九州最東端へ行く道が下っています。ちょっと足踏みしましたが、このために来たのだから、と思い切って降りていきます。
で、予想以上になんということはなく5分ほどで到着。なん?これ?というがっかりな九州最東端の碑。字が読めますかねえ。「九州最東」くらいまではわかりますね。
海は見えますが、こんな感じですっきりしません。潮目にやっとピントを合わせて撮りました。聞こえてくるのは鳥の声と波の音。いい感じです。もう少し周りの木を切ってもらってゆっくりできるベンチでもあるといいのですが。ここは特別な植物保護地域だそうです。
すると背後に、おじさんおばさんの笑い声、話し声が。ここに来るのかなと思っていたら、しばらくして静かになった。灯台までで引き上げるみたい。私も灯台まで戻ると15人くらいのおじさんおばさんがいて、一緒に駐車場まで戻った。バイクの準備をしていると、一人のおじさんに話しかけられ、バイクについていろいろ聞かれた。おばさんからは「いい写真が撮れましたか?」と聞かれた。「かすんどったので、うまく撮れなかった」というと、「惜しかったねえ」と慰められた。別府から来た一行みたいでした。坂を下りたところで追い越して、先を急ぎます。そして道の駅「蒲江」でなんと海鮮丼。1150円。いつもは昼食はほとんど食べないのですが、今回はなぜかすっとレストランに入りました。空いていた8にがけのテーブルに一人座らせてもらいました。食べ終わってレジに行くと10人ほど待っていました。すみませんねえ。コンデジで撮った写真はブレブレでした。これは、姉と家内にメールで送るために撮った携帯の写真です。何とか見られます。サイズが小さかったのであとで大きいサイズに携帯を設定しなおしました。メモリーを買わなくちゃ。
お腹もいっぱいになったし、平面なカーブをゆっくり楽しみながら軽快に走る。途中から高速の無料区間があり、走ろうかやめようかと悩みながらなんとか海岸線走破。えらい。波当津ICに来て、えいやっと誘惑を振り切り狭い道へ。ところがこれが曲者で、杉林の中の1.5車線ほどのくねくね道でひきかえそうにもひきかえせないので、まあいいかと走り続ける。いつも走っている那珂川町の山の中のゴルフ場に上がる道見たい。練習で走っておいてよかったーと実感。バイクは急カーブの登りというのは大変なんですよ。スピードを出せないのに回転を落とすと、エンストしてガチャンと倒れるのです。そこが車と違う点ですね。それがわかると、スピードを落としつつ回転を落とさずトルクをキープとかできるようになるから楽しいんですよね。自分が操縦している感じがして。わかるかな、わかんねんだろうなあ・・・
で、ここは下阿蘇ビーチリゾート浜木綿村のキャンプ場があるところ、奥の方に道の駅北浦がありました。立派な海水浴場です。快水浴上100選に選ばれているところだそうです。
その後リアス式海岸を十分に楽しんで走行し、延岡市の北側で国道10号線に入りました。これから山の部の始まりです。道の駅北川はゆまで日向夏みかんソフトを食べ休憩。ガソリンがさびしくなったので、川の横で給油し一安心。唄げんか大橋を超えるとすぐ道の駅宇目がありました。
子守にだされた少女が寂しさを紛らすために、子供をおぶったまま歌を歌ったのが始まりだそうです。
このダムは北川ダム。湖底にはアーチ型石橋が沈んでいるのだとか。渇水期の3月下旬ころから見え始め4月にはきれいに見えるとか。
もうあとは帰るだけと快調に飛ばしていたら、目の前に交差点が見えた。標識が「トトロ入口」。しばらく通り過ぎて、「あっ」と思いだして、Uターン。狭い道を走ることしばし。あった。先にある駐車場にバイクをおいて歩いて戻る。周りはヒグラシの大合唱。左手は田んぼを挟んで民家が並ぶ。まあ見ればなんということはないけれど、見られないと残念ですよねー。
ネコバスもいるし・・・
子トトロもたくさんいるし。このイチョウの木が雰囲気よかった。もののけ姫の木を小さくした雰囲気。
小さな流れでは家族連れが釣りをしていた。何が釣れるかな?
ということで、あとは本当に帰るだけ。三重町に出るまでの道がいい道でね。走りやすい。でも街中に入ると道の駅の分岐がわからず、いつの間にか臼杵に向けて走っていた。ものすごい山の中を走っている気がしたが、知っているところに出て安心した。5時半、姉宅着。248.9km走行。