樫原湿原2017年06月09日 21時25分

先週の土曜のこと(6月3日)ですが、家内と車で佐賀県唐津市七山村の樫原湿原(かしばるしつげん)にいってきました。まだ少し時期が早くて、雨も降っていないので、水が少なく、生物も少なかったです。人影もまばらでした。
この木道を歩きます。「マムシ注意」の立て札がありました。
池の中は土が溜まっていてトキソウがたくさん、咲いていました。
トキソウは蘭の一種です。
ヒツジ草。3センチほどの小さい花です。
ようやく目が慣れてきて、小さいトンボに気が付くようになりました。アオイトトンボが多かったようです。
木陰の木に止まっていた、モノサシトンボです。一定間隔に白い模様がついています。
シオカラトンボの仲間でしょうか。ハラビロトンボ?
お目当ての一つ、日本で一番小さい八丁トンボのオスです。体長1.8センチです。メスは胴体が黒、腹が黒と黄色のシマシマです。だいぶ探しましたが見つかりませんでした。
もう一つ見たかったのがモウセンゴケ。閉じる葉の先端の細い管から液を出し虫を誘って、ぱたっと葉を閉じて食べてしまいます。食虫植物です。午前中に白い花を咲かせるそうですが、見ることはできませんでした。
側道に回ると、エゴノキが満開でいいかおりがしました。
こんなに可憐なのに、葉や花など口に入れると苦い(えぐい)からこの名前が付いたのだそうです。
ヤマアジサイ一種?
帰りに近くの観音の滝(日本100名滝)によりました。下の滝つぼのすぐ近くまで降りました。
脇道にはユキノシタがたくさん咲いていました。
もう2時近くになっていたので、駐車場わきの食堂で「冷やし葉ワサビそば」なるものを食べました。最近は家内と少しでも出歩くようにしています。次はどこに行きましょうかねえ。




阿蘇ツーリング2013年10月05日 22時02分

もう先週の火曜(10月1日)のことです。お天気がいいのはこの日だけかもと、有給休暇を取って、阿蘇へ行ってきました。いつもは行かない部分の探訪です。
まずは、日田から小国町を過ぎて、阿蘇の手前から標識に従って、押戸石の丘の方へ右折します。マゼノミステリーロードという名前がついています。交通量は平日ということもあって、車数台とすれ違うだけで快適です。道はアップダウンとカーブが連続してバイクで走るのは最高でした。そして標識がありました。左折します。
料金所手前7,800mが砂利道で久しぶりに怖い思いをしました。でも無事到着。料金200円を払い、磁石を借ります。歩いて5分ほどでこの石のところに到着です。高さが3m位ありますか。周りも同じような石がパンフレットによると16個あるそうです。これはその中心になる石で押戸石といいます。てっぺんの真北が北極星の方向だそうです。
料金所で借りた磁石を出して、まず磁針を北に合わせ、石の周りを歩くと、ある点に来ると、磁針がグルっと動きます。また少し行くと反対を向きます。またすすむと何事もなかったように北を指します。単に磁力が出ているだけかもしれませんが、出ている方向が東を向いています。うーーーん、不思議。
周囲は平原がずっと広がっていて、360度の展望です。風が気持ちよかったです。何も音がありません。風の音ばかり。
しばし休憩後、砂利道を慎重に下って、快適な道へ。その後兜岩展望所に出ます。この展望です。目の前にあるのが大観峰。今回は行きません。
右手には阿蘇が。お釈迦様の顔がきれいに見えます。
その後ミルクロードを走って、今回の目的地、ラピュタの道に入ります。いつの間にか下りに入り、目的の風景が見えません。でも今ここがその目的の突端であることはわかります。
この道を見たら、行ってみよう!と思いますよね。で、そのまま坂道を下ります。
こんな風景や、
こんな風景の中を下ります。あ、いいなと思っても写真を撮れずについ通り過ぎてしまいます。
で。一度下まで降りてまた上がってきました。
今度はゆっくり、ススキを撮ったり、
急斜面を撮ったり、
バイクを撮ったりしてゆっくり上がります。
そして、目的の地点へ戻ります。上から降りるときは左カーブなので、バイクは道路の左端を走るので、この風景が見えないのです。それでつい通り過ぎてしまいました。上りはゆっくりなので、ガードレールの横にバイクを止めて、少しあるガードレールのそとのスペースの方へ出て、この写真を撮りました。なかなかいい景色です。ここに雲海が出ると、雲の中に道が浮かび、まるでラピュタの道のように見えることにより、名づけられたようです。
しばらく見ていると、ホンダCB1300SFという大型バイクが降りていきます。さすがにスピードは出せないので、エンジン音がぼぼぼぼぼとこもった音でした。(この写真気に入っています)
相当楽しんだ後、いよいよ帰ることにします。12時過ぎです。おなかも減っていないし、ということで、コーヒーでもいいかなと、バイク乗りの間で有名なお店へ向かいます。大観峰から日田方面へほんの少し行ったところから右へ分岐があります。そば街道という別名がついています。正面に見えるのは湧蓋山(わいたさん)です。
ようやくたどり着いたら、臨時休業でした。有名なアメリカのライダーご一行が10数台来てお食事会をしていったので、ということでした。
ちょっと残念でしたが、ま、いいかとドカティと記念撮影。近くのソバ処は公休日。ピザやさんは入口から砂利道で敬遠。
で。次はどこかな。と久しぶりに小国町の坂本善三美術館に向かいます。でもそこにも別のバイク集団が20台ほど止まっています。私はバイクの集団は好きではありません。で、その横の道を奥へ走って、鍋が滝へ向かいます。ここは滝の裏へ回ることのできる裏見の滝なのです。駐車場へバイクを止めて、立派な階段を100段ほど降りて、ほんの5分ほどで到着です。ちょっと小ぶりですが、なかなか水量もあり、いい滝ですね。
裏側も簡単に行けます。慈恩の滝と違って裏に入るときも全く濡れないのがポイントが高いです。そして中も広いです。
これで、十分満足です。ゆっくり帰ることにします。結局、お昼は、日田の手前の道の駅大山で、日田名物の鶏飯にぎりを3個、日田ジャージー牛乳で食べました。
下道を朝倉まで帰り、そこから高速に乗りました。福岡に入るのに渋滞が予想され、いつもいやになるので、ここから大宰府まで乗って、あとは家の近くまで福岡都市高速で帰ります。
帰り着いたのが17時過ぎ。9時間半ほどで、290kmのツーリングでした。
今回はいつも行けないところばかりだったので、楽しかったです。まだまだ阿蘇周辺にはいいところがたくさんありますので、また行くことになるでしょう。


本物のナイアガラの滝2013年08月04日 20時32分

先日訪れた原尻の滝は東洋のナイアガラ、沈堕の滝は豊後のナイアガラ、と別称があります。然し本物を知っている目からすれば、とんでもないと思います。
これは1994年夏、アメリカとカナダの国境にある、ナイアガラの滝を訪れた時に撮った写真のプリントをプリンターのスキャナー機能で取り込んだものです。
これがいわゆるナイアガラの滝。カナダ滝です。
遊覧船の霧の乙女号です。滝壺の奥まで入ります。
これが霧の乙女号から撮ったナイアガラの滝です。これ以上近づくと水滴でカメラがびしょ濡れになるので、ここでしまいます。
これはジャーニー・ビハインド・ザ・フォール(滝の裏見物)の展望台から撮ったものです。
霧の乙女号から降りて撮ったカナダ滝。手に持っているのは霧の乙女号に乗るときに着たレインコートです。役に立ちません。
滝近くのタワーの展望台にて。バックにナイアガラの滝の水煙が写っています。右肩にニコンの一眼レフ、左肩にソニーのビデオ、手にニコンの小型フィルムカメラ(それを渡して撮ってもらっています)を持っていたので、ツアーの日本人にはニューヨーク在住のカメラマンと思われていました。
ね、相当規模が違うでしょう?いつかご自分の目でご確認ください。びっくりしますよ。


帰省ツーリング3日目2013年08月03日 12時35分

いよいよ最終日です。朝5時前に起きて、義兄の運転する車で深田の石仏に行きます。数年前にできたハス田にハスを見に行きます。ちょっと遅いかな?という時期ですが、時間帯はばっちりです。
明け始めた空。今日もいいお天気のようです。
結構伸びていて私の背の高さくらいあります。ちょっと盛りを過ぎていて、風が吹くとぱらっと花びらが落ちてしまいます。
向こうの伽藍の中に有名な大日如来が鎮座しています。私の子供のころは野ざらしだったほかの仏様たちもすべて伽藍で覆われていました。保存の意味からは、結構なことだと思います。
その後、お墓詣りに行き、8時少し前に出発します。障子岩から右折犬飼に出て、中九州自動車道で大野まで、降りてすぐ、道の駅大野に立ち寄ります。まだ9時前でオープンしていません。トイレに行ったり、水を飲んだりして時間を過ごしますが、9時15分ころになってもまだ開きません。ガラス戸越に中をのぞいていたら、おじさんが「まだあいとらんのやろ?」といって、ガラス戸をガンガン叩いて中の人に「はよーここをあけにゃー」と言ってくれたので、ようやくみんな入れました。で、スタンプだけ押してなにもかわないのでもうしわけなく・・・
幟りもたっていたことだし、「もうできますか?」と聞くとOKなので紫いもソフトを食べました。300円でした。おいしかった。変に甘くない。
次は沈堕の滝を目指しました。道路わきに滝見台がありましたが、おじさんが2人占拠していたので、標識があったところが滝に近いと判断しあともどり、狭い道を入ると小さい公園がありました。そこの説明板。
そこから見た滝。ゴーッという音が聞こえます。これじゃちょっと不満ですから、遊歩道を歩くことにします。
之は九電の発電所の跡。
遊歩道を100mも歩くと滝見台が。小さく見えますが横幅100mほどあります。向こうに見えるのは、九電の発電用の水を取るための堰です。これを邪魔だと書いてあるブログもありましたが、私は違和感はありませんでした。
迫力のありそうなところを切り取ってみました。やはり滝はこのくらい水量があってほしいものです。
道の駅清川。神楽を見せる会場が隣にあったけど、時間外。じっくり見て見たい。
竹田方面へ向けて走ると、朝地方面へ抜ける道がある。行って引き返してくるか、原尻の滝に先に行くか迷うが、滝を先に見に行くことにする。で、道の駅原尻へ。滝のすぐ隣にできていた。横にひまわりが。今年はひまわりに縁がありそう。
すぐ横に滝が見えている。が、まずこのつり橋から。これは絶対揺らしたくなる。でも今回は、前を歩いていた6人連れの男性が揺らしてくれたので、私はちょっとお手伝いしただけ。おばさんが、女学生のようにキャーキャー言う。おじさんが振り向いてにたっと笑う。私は知らん顔。
で、これが、吊り橋の真ん中あたりで撮った写真。ちょっと水量が少なくて迫力不足。でもいつ来てもこんな感じかなあ。ここは。
だんだん近づきながらとるけど、迫力は増さない。
落ち込むところは多少、いい感じ。実物のナイアガラの時は、吸い込まれる感じがして怖かったんだけど。
河原に降りてみたけど、ちょっと情けない。

左半分は切り捨て。多少はましか・・・
所で滝から300mほど上流に歩くと、こんな素敵な五連アーチの石橋がある。原尻橋。ここまで来る人はいない。
少しあともどって道の駅あさじへ。かっこいい建物だった。
駅の裏に大正時代の中越橋概説されて残っていた。先まで行ってみたけれど、つながっていない橋は初めて。
地元の有名な彫刻家を祈念してはじめられた彫刻展の入賞者の作品。「曙」だったかな?
道の駅のスタンプ。ここのは今まで出始めの形。木の固まり。これも彫刻家と関係があるのだろうか。
次は、竹田城を見て、阿蘇に抜けるか、道の駅竹田によって、小国周りで帰るか決心がつかず、まず竹田城に寄ってみようと、竹田へ向かう。道路沿いに竹田城の案内が出るかと思っていたが、市街の案内はあるもののお城への案内は見当たらず、道の駅竹田の案内は3回ほど見かけたので、そちらによることにした。で、これ。ちょっとがっかり。お昼を食べようかと思ったけど、豊後牛ステーキが1600円とかだったので、コーラだけ買って去る。
第二駐車場のところにあった説明板。なんだかなあ。
で、結局小国を通って日田を通り帰宅することにする。この時点では快晴。然し芝ら買うして久住高原に差し掛かったころ、前方は雲で覆われている。しかも黒い。これは向こうは雨だなと思い、広いところでレインスーツを着こむ。車がこちらを見ながらどんどん追い越していく。着終わらないうちにぽつぽつ始まった。走り始めると、ああ着てよかったと思う。雨はそんなにひどくはないけれど、霧に突入。左のガードレールの先は真っ白で何も見えない。前の車のテールランプを20m位先に見ながら走る。小国に着く手前で土砂降り。着いた頃はぱらぱら。ガソリン給油。日田に着いた頃はほとんど上がっていた。道路が渋滞気味なので、高速に乗った。途中少しぱらついたが鳥栖に来たころはほとんど曇り、家に帰り着くころには太陽が出ていた。おかげでレインスーツはすっかり乾いていた。家内に「こっちは全然降っていないよー。」と言われた。
これで2泊3日の帰省ツーリングが無事終わった。730キロほど走った。楽しかったー。
下道で一日250キロなら、結構あちこち寄ることができて、体もあまり疲れない。これは大きな収穫だった。


慈恩の滝2013年04月29日 16時00分

4月29日月曜。大観峰を見た後、カーブを走りたくて、内牧に降り一の宮から坂を上り山並みハイウェーを水分峠へと走る。210号線へ降りてひたすら走ると日田市天ケ瀬町を通り過ぎたころ左手に慈恩の滝の標識が見えたので急遽駐車場へ入る。歩いて2分でここに着く。
雰囲気をぶち壊す、安っぽい龍の飾り物の由来はここに書いてあった。
どこかで読んだ感じだと思ったら、この前行った楠めぐりの時の黒髪山の大蛇の話に似ている。江戸時代の飢饉を大蛇や龍に置き換えて、武士や僧侶が退治する。それほど飢饉はとんでもないことだったのだ。まあこの龍の置物も仕方がないかも・・・
で、滝。二段の滝、高さはおよそ30mほどだとか。滝壺の直径も30mくらいか。狭いなあという感じではない。滝の裏に続く道がある。これなら行ってみようという気に誰でもなる。
なかなかきれいな姿である。滝は小さかったり水量が少なかったり、見るとがっかりのパターンが多いが、これはうわーと感心する。
時計回りに回ってみる。カエデの木があるから秋はきれいだろう。女の子がいるといい添景になる。おじさんが写っているのはすべてボツにした。
いよいよ滝裏へ近づく。
向こうの橋の左手に駐車場がある。橋のすぐ向こうに210号線が走っている。道路からこの滝は見える。
滑りそうだが意外と滑らない。左手に浸食された跡が見える。この位置くらいまで水があったのだろう。
滝の裏側。しぶきがすごい。この前の福貴野の滝に比べたら、50分の一くらいの簡単なアクセス。これならどなたにもおすすめ。水量も十分。
ここで手を振って、向こうの橋から写真を撮ってもらっている人がかなりいた。
これからのいく道。苔がきれい。でも水が上からびちゃびちゃ落ちている。
振り向いて滝口を見上げる。
滝口。
右の岩の上のところに小さな虹が見えた。夕方なので光が弱い。
ちょっと太陽が出たら、足元に椿の花が。上を見上げたけど椿の木はない。
これで1周完了。さっさと歩けば、10分以内で1周できる。
駐車場と滝の間にある岩壁。どうしてこういう状態になるのか、説明板など何もない。

この滝は、見やすい場所といい、アクセスの便利さ(道路のすぐ横、駐車場から近い)といい、姿、水量ともとても良い滝である。おまけに裏見の滝である。裏も簡単にみることができる。本当に滝としてはこれほど「良い」滝はないだろう。この滝の上流にあと2つ滝があって、三滝を構成しているそうな。○○の三滝というのがあちこちにある。

ということで、今回のツーリングは杖立温泉の鯉のぼりを見るのが目的であったが、時間が余ったのでふと阿蘇大観峰を見たいと思い、帰るのに同じ道も嫌だし、ということでやまなみハイウェーを走ってみた。水分峠まで来たら、下道に出たが車がまるで走ってなくて高速並みに走れて快適であった。信号もほとんどなくて、引っかかっても、いい休憩という感じ。そんな時昔帰省するときによく前を通っていたこの滝を見かけ思わず立ち寄ってみた。なかなかいい寄り道であった。
日田で給油し、高速に乗った。やはり鳥栖インターの手前から渋滞が始まり、大宰府まで車に囲まれて走った。少しでも広いスペースを見つけると車線変更していく。6時半過ぎ無事帰宅。308キロ。ビールで乾杯した。
途中体が痛くなっても、我慢して走り続けてしまう。これが大きな反省点。もっと頻繁に休憩が必要。そういえば大観峰を出て、玖珠のコンビニでおにぎりを食べるまで信号で数回止まったきりだものなあ。これからの課題。