萬行寺の銀杏2012年11月30日 18時17分

櫛田神社に行く途中の道で、塀の向こうに黄色の葉っぱがわずかに残ったイチョウの大樹が見えました。お寺の墓地の中のようでした。
櫛田神社を出て帰ろうかと思いましたが、意外と時間がたっていなかったので、そのお寺に寄ってみることにしました。
向こうの黄色が櫛田神社の銀杏です。手前の道路が国体道路という福岡の街を東西に貫通する幹線です。
振り向くと、立派な山門があります。くぐって中に入り本堂の左手を奥へと入ります。初めてですが、なんとなく足が向きます。

建物をつなぐ廊下みたいな部分の下に2mほどの通路があって、そこを抜けるとここに出ます。うわ、ここにもあるー。しかし緑っぽい。そして奥へ。

ああ、これか。しばらく声が出ません。ちょっとがっかり。

近くへ行くと枝の張り具合はとても立派です。

木の下は黄色い絨毯になっています。
そして振り向いたところに、今回のびっくりが・・・


じゃじゃーーーん。最高の状態の大樹がありました。しばらく見とれていました。
あまりの見事さに見とれていると、お寺の方が通りかかったので「見事ですねえ」と話しかけると、「中国から撮影に見えましたよ」とのこと。それからいろいろ教えていただきました。上の葉っぱが落ちた樹は1週間ほど前に葉が落ちたこと、人間国宝が作った鬼瓦があることなど・・・
ということで、まず女面のほう。
墓地の入り口の狭い路地から見上げます。
拡大すると
男面はこちら、こちらも案内していただきました。ありがとうございました。
ちょっと角度が付きすぎなんですが、拡大すると
どこがどう違うのかよくわかりませんでした。写真で見ても差がわかりません。どなたかわかる方がいたら教えてください。
そしてほかにすごかったのがこれです。
この赤いのはなんだと思いますか?
なんとピラカンサスだったのです。枝垂れ状態のピラカンサスなど初めてみました。

意外なところに思い切って入ってみて、想像以上の収穫がありました。いろいろ案内してくれて話を聞かせていただいてとてもうれしかったです。
さあ帰りましょう。門の向こうに櫛田の銀杏が見えます。
真ん中あたりに有名な「かろのうろん」が見えます。「角のうどん」という意味です。
その横の路地を入ると50mくらいで櫛田のやきもちのお店があります。私はこの歩道を50m歩いて狭い路地を左に入り博多駅へと戻ります。
来るときにここを通ってこのイチョウを見つけました。
左手から右手へと帰ります。博多駅へ着くまで2時間ほどの散歩でした。博多駅内のカメラのキタムラにフィルムの現像を頼みました。なんと1時間後にはできるということですが、1時間待つのも大変なので、帰ることにしました。

私の実家のある大分県臼杵市もお寺が多いですが、博多の街もお寺が多いです。それも歴史的に有名なお寺が多いのです。これから少しずつ歩きましょうかねえ。



コメント

_ ひげ爺 ― 2012年11月30日 20時46分

先の櫛田神社といいこのお寺さんの銀杏といい大きなものがたくさんありますね。
鬼瓦に男面女面があることは知りませんでした。
勉強しました。

_ Kiyo ― 2012年12月01日 00時39分

>ひげ爺さん、こんばんは。
銀杏の木のあるところと、楠の木のあるところ、杉の木のあるところとあるようですね。
楠の木でいえば、宇美八幡宮とか太宰府天満宮が有名です。
杉は先日の小国町の鉾納社などが見事でした。
鬼瓦の男面女面についてはネットで調べても見つかりませんね。
能面の鬼面に男面女面があることは出てきますけどね。
そういうことを知っていたら、もう少し突っ込んで聞けたと思うのですが、またいつか行く機会があったら聞いてみたいと思います。

_ サンダーソニアM ― 2012年12月01日 14時48分

じゃじゃーーーんですよね~
見事ですね。
写真の全部が未だ葉っぱがついていたら、
見事でしょうね~~
いつか見せて下さい(笑)

ピラカンサツも見事ですね。
こちらにはないのかな…
お正月まじかなので縁起が良いのかもね。

ご心配お掛けしました登別、室蘭の停電は3日で修復出来ました。
道民一同が何かと考えるところがあったのではないでしょうか。
何気ない日頃に暮らしに感謝ですね。

_ Kiyo ― 2012年12月01日 20時16分

>サンダーソニアMさん、こんばんは。
じゃじゃーーーんでしょ?
今度また葉っぱがついているときに撮りに行ってきますね。
ピラカンサスは白い花がつくらしいので、来年の5月ですかね?
それとも博多祇園山笠のある7月がいいですかねえ。
ピラカンサスは中国南部およびヨーロッパ東南部が減産らしいですから、
暖かい地域のものかもしれません。
ごく普通の庭木ですから、こちらではごく普通の木ですから、
サンダーソニアMさんが知らなければ、北海道にはあまりないのかもしれませんね。
室蘭地区のの停電復旧のニュースは見ました。大変だったですねえ。
でも逆に、送電鉄柱他をあれだけの短期間で復旧させた技術力にも感心しています。
原発も放射能がなければ、かなり復旧しているんだろうと思います。
この差は致命的に大きいと思います。

_ jijii ― 2012年12月02日 09時38分

銀杏をいっぱい見せて頂きました。爺ィも昔友人たちと、行きました。だから、とても懐かしい、だけど、その友人たちも皆消えてしまいました。爺ィも早く消えたいです。向こうの世界に行けば親族や友人に遭えるんでしょう。

_ Kiyo ― 2012年12月02日 12時10分

>jijiiさん、こんにちは。
まあそうおっしゃらずに、みんな一度は行かなければならないところですけど、順番があるみたいですから、それまでこっちで仲良くすごしましょうよ。
jijiiさんは読書の習慣はありますか?もし読むのが苦痛でなければ、公民館とかで澤田ふじ子(さわだふじこ)の作品をさがしてみてください。京都の町が舞台のが多いです。とても情愛にあふれた作品が多いので、読んで気持ちがいいです。おすすめです。

_ ことしゃん ― 2012年12月03日 10時16分

Kiyoさんと一緒に散歩した気分です。w

2時間というとかなりゆっくりとしたいい散歩だったのでは?うちの方の銀杏も私が寝込んでいる間にほとんど散ってしまいました。

今日はさむ~い曇天。とても散歩に出かける元気はありません。
沼田教室もさぼりです。

_ Kiyo ― 2012年12月03日 21時57分

>ことしゃん、こんばんは。

>>Kiyoさんと一緒に散歩した気分です。w
はい、ありがとうございます。本当に一緒にカメラ散歩したいですね。
2時間、、本当にゆっくり歩きましたよ。おまけにお寺ではいろいろお話など聞けましたし、のんびりゆったりでした。
なんだか、フィルムカメラのペースがいいみたいです。

まだ具合が悪そうですね。ゆっくり養生してください。
こんな日はポチくりして写真集でも眺めているのがいいと思います。

ハービー・山口
「HOPE 空、青くなる」 モノクロ写真 素敵な笑顔の女性がたくさん載っています。もちろんおじさんたちもいますけど。
「雲の上はいつも青空」 モノクロ写真 + エッセイ

いきなり買うのは、心配でしょうから、具合がよくなったら紀伊国屋でも行って写真のコーナーで眺めてみるといいですね。
あ、でもことシャンは写真展に良く行くから、そこで気に入った写真家の写真集を買うというのが一番いいでしょうね。
私は偶然入ったキヤノンのサービスセンターでやっていた写真展ですっかり魅了されて「ガンジス」(野町和嘉、新潮社)というのを以前買いました。6000円+税というものでした。

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