川古の大楠2013年01月31日 23時10分

最後の目的地、川古の大楠公園です。道の駅山内からナビにまかせて20分くらいで着きました。背中のほうに小さい駐車場がありましたが、国道沿いにもっとでっかいのがあったようです。
全国第5位の大楠です。目の高さ1,5mの幹の太さで測ります。ですから杉などは樹高が高いですが、太さで楠に負けるようです。
全体の感じ。周囲をぐるっと歩道が囲んでいます。樹には触れません。
この格好が一番いいと思いました。
根っこの部分。
一番日の当たっているほうから。
中が祠になっていて、祀られています。

向こうに見えるのが、お土産などを売っている為朝館。その理由はあとで。
上の写真で私の右手にあるお堂。観音堂。
扉の間から撮ってみました。左手の箱の中のが小さい仏像です。
お土産館の横の水車がありました。俳句の碑も。
大きな水車です。水をくみ上げるわけではないので、板は平らの板です。結構速く回っていました。
その横から見学できる窓があったので覗いてみました。リズミカルに杵が上下していました。
お土産館の外にからくり人形劇があると書いてありました。10時、12時、3時には無料だそうですが、望めばそれ以外の時間でも見せてもらえるそうです。ただし有料で1回300円だとかで、お願いしましました。一人で見ました。お店の入り口のカーテンを閉め切って館内が暗くなります。横2m高さ1m位の舞台がガラス戸の中にできていて、琵琶法師が出てきて物語が始まります。昔この地方を荒らしていた黒髪山に住む大蛇がいました。退治しようと出ていくと隠れて見つかりません。それでお姫様を囮にしておびき出しました。
この地方に流されて来て、この地の領主にかくまわれていた源為朝が出て大弓で大蛇を退治しました。その後都へ報告に上がり、領主も源為朝も大変なおほめに預かり、その後この地方は大変栄えました。めでたしめでたし。およそ10分ほどの上演でした。
思っていたより、きれいで新しかったです。それもそのはず、このお土産館ができたのが公園を整備した平成7年だそうです。

さあて帰りましょう。と時計を見るとまだ13時15分でした。武雄北方から高速に乗り家に帰り着いたのが14時35分。朝9時10分に出ましたから、およそ5時間20分のツーリングでした。走行距離は185キロでした。
今日は最高気温15度ということで、朝こそ寒かったですが、途中でネックウォーマーとチョッキを脱ぎました。さすがに帰りの高速に乗る前にネックウォーマーだけつけましたが、全く寒くありませんでした。なかなかいい気晴らしになりました。
2月にも1回くらい行けるといいのですが。





コメント

_ ひげ爺 ― 2013年02月01日 13時24分

流石にランキング入りしているものは違いますね
中が空洞になっても根を張り続ける生命力
不思議なな感じがします。

_ ことしゃん ― 2013年02月01日 17時53分

>5時間20分のツーリングでした。走行距離は185キロでした。

素晴らしいツーリングでしたね。これから花の季節になるとわくわくして仕事が手につかなくなるのでは?
 
楠のはっぱっていつ落ちるのですか?落葉樹ですよね?

_ Kiyo ― 2013年02月01日 19時47分

>ひげ爺さん、こんばんは。
樹は外側から数センチのところに栄養や水分を通す管があつまっているので、中は空洞でもいいのだそうです。
その逆に四国でご神木が枯れる例がありますが、根元に外から数センチまでドリルで穴をあけて、薬品を入れると、それで樹全体が枯れて、切り倒すという詐欺まがいな行為がはやっているそうです。
杉の木はまっすぐで、空洞があるものは少ないと思いますが、楠は空洞になっているものが多いみたいですね。
まあ屋久杉の場合がありますから、杉でも空洞になっている例がはたくさんあるのかもしれませんが。

_ Kiyo ― 2013年02月01日 20時04分

>ことしゃん、こんばんは。
11月、12月とほとんど走れていないので、昨日ツーリングに行けてよかったです。
でも今朝はちょっとくたびれていましたねえ。やはり久しぶりだったからでしょうかねえ。
それとも寒くはないとはいえ、がちがちの格好でハンドルを握っていたのでしょうか。
楠の葉っぱですが、楠若葉という言葉をきいたことがありませんか?5月のころ、楠の葉っぱがうす緑色になったころのことです。
というわけで4月下旬から5月にかけて次々と落葉しては新しい葉っぱに切り替わるみたいです。まるで犬の毛が抜け替わるころのように。
またそのころにほかの大楠を撮りに行ってみましょうかねえ。
その前に2月3月は梅、3月下旬から4月は桜、4月下旬から5月は棚田ですねえ。
もう仕事はほどほどでいいので、撮影のほうを頑張りたいと思います。

_ サンダーソニアM ― 2013年02月02日 07時25分

北海道には楠木は無いですね。
大木ですよね~
九州にはこの手の大木が多いのですね。

からくり人形の「大蛇退治」には子供の頃の思い出があります。
小学低学年のお祭りに学校で見ました。
2人位で演じていました。
大蛇がリアルで恐かったですよ。

九州のお話だったんですね。
なにか不思議な感じです、九州の方が演じたいたのでしょうか…
それにしても63~4年前の思い出です。

_ Kiyo ― 2013年02月02日 09時14分

>サンダーソニアMさん、おはようございます。
環境省の巨樹データーベースの全国TOP20の中に九州の巨樹が12入っています。

http://www.kyoju.jp/100/index.html

それと、サンダーソニアMさんが子供のころにご覧になった「大蛇退治」は、これではなくて出雲の「八岐大蛇」のほうではないでしょうか?あっちのほうが全国的に基本的に有名だと思いますけど・・・

狭いようでも、行ってみれば広い日本。歴史も長いですから、各地にいろんな伝承がありますねえ。
それと宮本常一の民俗学など、文庫本でもいろいろ読んでみるととても面白いです。対馬の話など読んだ後にすぐ行ってみたくなりました。

_ Layla ― 2013年02月05日 00時13分

カラクリ人形のお話、ちょっとビックリしました!
実は日光の男体山。
黒髪山とも呼ばれています。
そして群馬県の赤城山の大ムカデと戦った男体山の神様は大蛇。
勝つのは男体山の大蛇なのですが、敗れた大ムカデは助っ人に入った
奥州の猿丸(さるまる)の矢によって痛手を被ります。

なんか部分的に似てますよね~。 おもしろい~。

_ Kiyo ― 2013年02月05日 22時27分

<Laylaさん、こんばんは。
各地の伝承と蚊はよく考えてみると、大蛇が川の氾濫だったりしますよね。
この地方も川の氾濫とか地すべりとかあったのかもしれません。
男体山も黒髪山ですか。各地にあるのでしょうか。面白いですね。
弓矢というのは何か神聖な力があるのでしょうね。破魔矢とかがありますから。
こういうのに興味を持ち始めると、民俗学ですね。

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