武雄の大楠2013年01月31日 16時59分

今日は久しぶりにいいお天気が続いたので、この前の休日出勤の半代休と半休を合わせて取って、佐賀県武雄市に大楠を見に行ってきました。武雄市にはたくさんの楠木がありますが、全国で5位、7位という大楠があるのです。その一つがこの武雄市にある武雄神社のご神木の大楠です。わかりやすかったので、まずここを一番目の目的地にしました。
長崎自動車道を武雄北方インターで降り、34号線を武雄高校前で左折、すぐ右手に神社の案内が見え、左手に大きな駐車場があったので、バイクを止めました。おおよそ90km、1時間半の走行です。
道路の手前から神社のほうを見ています。
まっすぐ入り、すぐ左手に曲がると、右手の上のほうに、この鳥居が見えます。茅の輪がありました。本殿にお参りしました。まず一礼。その後お賽銭を入れて鈴を鳴らす。そのあと二礼、二拍手、一礼。最後にもう一度一礼して下がります。
そのあと、手水所をみつけました。順番がなっていませんね。
本殿の左手をぐるっと回ると下り坂があり、それを下るとこの道に出ます。100m位あるかな?野鳥がたくさん鳴いています。のどか。
右手が竹林、左手が杉林という中を50m位歩くと、つきあたりがぽかっと広がります。
うわ、これだ。
柵があったのでまず左手から。
正面から。木の枝はあまり茂っていない。正面下に空洞。12畳ほどあり中に天神が祭られているとか。柵の中に入りたい衝動に駆られる。どうしようかなと思っていたら、後ろから「こんにちは」と声をかけられた。いいタイミング。ほかの大楠の場所を教えていただいた。近くの方みたい。毎日ここに来るのが日課という感じ。手を合わせてお参りいしている。
全国巨木第7位。樹齢3000年以上。樹高30m、幹回り20m、枝張り東西30m、南北33mだとか。すごいですねえ。3000年ですよ。
できれば、階段を上がって、中に座ってみたかったです。どんな感じでしょうねえ。
また神社に戻ります。市内最古の神社だそうですが、コンクリートで立て直してあるようです。白い塗装にびっくりしました。
次の大楠が近くにあるそうなので、探索中。左手の車の中にバイクを止めてあります。向こうの山は御船山。

今日は大楠を撮るので、ニコンD300に12-24mmF4というレンズを付けてきました。フルサイズ換算で18-36mmになります。失敗したと思いました。確かに樹全体は入るのですが、迫力がなくなるのです。柵があるために近づけず24mm(36mm)では足りない、と思いました。念のため17-55mmを持っていこうかなとは思ったのですが、今朝になっておいてきてしまいました。残念。

塚崎の大楠2013年01月31日 19時44分

次に塚崎の大楠に向かいます。下調べでは文化会館の北側にあるらしいことはわかっています。先ほどのおじさんに聞いた限りでは、歩いて行ける距離。道路標識もあるからすぐわかるとのことでした。一応駐車場のわきに文化会館の標識を見つけていたのでそこから細道をたどると、この銅像に出会いました。鍋島の分家の殿様のようです。
よく読んでみると、この殿様が開明派でやがて本家の鍋島を動かして文明開化に寄与したようです。
なかなか標識を見つけられないので、文化会館の外周に沿ってぐるっと歩いていると、民間のアパートの間に道があり、その先に小高い丘がありました。それに沿って歩くと文化会館の裏に出て、そこに標識がありました。そこから数分歩いて丘の上に出るとこの表札がありました。
見るも無残な姿です。でももし完全に残っていたら相当すごい樹だろうと思います。
幹の上のほうは全くありません。
中はこのように空洞になっていて入ることができます。今にも潰れそうという感じは全くありません。
中に切株の椅子が2脚。ワンカップの酒が置いてありました。
中から外を見たところ。
上を見上げたところ。
でも角度を変えてみれば、この中が空洞なんて全く思えません。
力強い根っこです。
標識のところまで歩いて、来た方向と反対に歩いていくと、武雄神社の前の通りに出ました。なるほど、案内標識がありました。駐車場の案内板には、佐賀の窯元の案内図はありましたが、楠の木の位置図はありませんでした。ちょっと残念かな?
次に大楠を見に行く前に、反対方向ですが、近くの道の駅に立ち寄ることにしました。道の駅「山内」。7キロほどでした。
黒米が有名だそうです。黒米アンパンなるものを見つけたので、佐賀の牛乳を買って昼食にしました。とてもおいしかったです。パンの白いところに小さな黒い粒が点々と入っていました。
ツーリング中はあまりおなかがすかないので、この程度で十分でした。
ナビに次の場所名を入れるのですが、なかなかヒットしません。住所検索してもヒットしません。地番の7843というのが出ず、7646とかがありましたので、ここまで行けばわかるだろうと、出発します。
と、ここで年配の男性に声をかけられ、バイクについていろいろ聞かれました。私より5つくらい上かな?乗りたそうでしたが、手が出ないという感じでした。私も去年思い切って免許を取り、乗り始めてよかったなあと感じました。



川古の大楠2013年01月31日 23時10分

最後の目的地、川古の大楠公園です。道の駅山内からナビにまかせて20分くらいで着きました。背中のほうに小さい駐車場がありましたが、国道沿いにもっとでっかいのがあったようです。
全国第5位の大楠です。目の高さ1,5mの幹の太さで測ります。ですから杉などは樹高が高いですが、太さで楠に負けるようです。
全体の感じ。周囲をぐるっと歩道が囲んでいます。樹には触れません。
この格好が一番いいと思いました。
根っこの部分。
一番日の当たっているほうから。
中が祠になっていて、祀られています。

向こうに見えるのが、お土産などを売っている為朝館。その理由はあとで。
上の写真で私の右手にあるお堂。観音堂。
扉の間から撮ってみました。左手の箱の中のが小さい仏像です。
お土産館の横の水車がありました。俳句の碑も。
大きな水車です。水をくみ上げるわけではないので、板は平らの板です。結構速く回っていました。
その横から見学できる窓があったので覗いてみました。リズミカルに杵が上下していました。
お土産館の外にからくり人形劇があると書いてありました。10時、12時、3時には無料だそうですが、望めばそれ以外の時間でも見せてもらえるそうです。ただし有料で1回300円だとかで、お願いしましました。一人で見ました。お店の入り口のカーテンを閉め切って館内が暗くなります。横2m高さ1m位の舞台がガラス戸の中にできていて、琵琶法師が出てきて物語が始まります。昔この地方を荒らしていた黒髪山に住む大蛇がいました。退治しようと出ていくと隠れて見つかりません。それでお姫様を囮にしておびき出しました。
この地方に流されて来て、この地の領主にかくまわれていた源為朝が出て大弓で大蛇を退治しました。その後都へ報告に上がり、領主も源為朝も大変なおほめに預かり、その後この地方は大変栄えました。めでたしめでたし。およそ10分ほどの上演でした。
思っていたより、きれいで新しかったです。それもそのはず、このお土産館ができたのが公園を整備した平成7年だそうです。

さあて帰りましょう。と時計を見るとまだ13時15分でした。武雄北方から高速に乗り家に帰り着いたのが14時35分。朝9時10分に出ましたから、およそ5時間20分のツーリングでした。走行距離は185キロでした。
今日は最高気温15度ということで、朝こそ寒かったですが、途中でネックウォーマーとチョッキを脱ぎました。さすがに帰りの高速に乗る前にネックウォーマーだけつけましたが、全く寒くありませんでした。なかなかいい気晴らしになりました。
2月にも1回くらい行けるといいのですが。